社内でも、同僚であれば親近感が持てるかもしれません。なので、言動がフランクになりがちではありますが、どれほど気を使わない関係性だとしても、仕事場での付き合いだということは忘れてはいけないのです。

接する際には、いつでも礼儀正しくするようにして、「ちゃん」付けで呼んだり呼び捨てにするなどせずに、「さん」もしくは「君」と付けて呼ぶのが正しくなります。後輩との付き合いであっても、礼儀正しく振舞うのがポイントです。

先輩だからといって傲慢な態度になったり相手がどの様な都合かもおかまいなしに仕事を押し付けるなどしてはいけないでしょう。相談に乗ることや、モチベーションアップができるように言葉がけをしてあげるなど、成長ができるようにサポートをしてあげるのが先輩としての鉄則です。

同僚と付き合う際には、助け合いの精神を忘れないことが大事になります。同僚は、良き仲間でもありますし良いライバルでもあるのです。お互いに競い合って、各自や会社のどちらともに良い影響を与えていくことができます。

また、公私混同をしないというのも必要です。『親しき中にも礼儀あり』という言葉もありますし、同僚であっても一定の線引きは必要になります。ビジネスでは、言動に関して礼儀正しくなければいけません。

それに金銭の貸し借りをするのもNGでしょう。例え同僚でも金銭の貸し借りをするのは好ましくないのです。飲みの席でも、同僚同士では割り勘にするのがポイントになっていて、もし借りたなら直ぐにお金を返すようにします。

さらに陰口もいけないことです。何気ない悪口によって、相手が傷ついてしまうことは少なくありません。しかし、自分が蒔いた種というのはあるものであり、言動には十分注意する必要があります。

後輩とどの様に付き合っていけば良いかを見ていきましょう。後輩に説明をする際には、要点を抑えることを意識します。後輩だからといって仕事を押し付けるのではなく、相手の立場にも配慮するのがカギです。

また、後輩は褒めて育てるのが鉄則になります。ちょっとしたことでも、具体的に褒めるようにして自信が持てるようにすれば、後輩もやる気を出すのです。それに本人も気づいていないような長所を見つけてあげるようにしましょう。

そして結果は直ぐに求めてはいけません。入社したばかりで仕事を完璧にこなすことはできないと考えられます。なので、先輩として寛容に長い目で見守り、後輩が困っていたなら相談に乗ってあげるのが先輩としての気遣いです。

それに加えて、人前で恥をかかせてはいけないということも、覚えておくのが大事になります。皆がいる前で大声で叱ったりするのは、相手も自信を失ってしまう可能性があるのです。もし注意をするなら、相手が恥をかかないように相手のためになるような言い方にするのが賢明です。

後輩の立場からみると、例え厳しくても悩みを聞いてくれるような上司の下で働きたいという意見もあります。単に怖いだけの上司なら、息が詰まり仕事のモチベーションも下がってしまうのです。